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トイレの後は電気を消して

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川合大祐と千春。
ともに川柳作家であり人生のパートナーでもあるふたりの、2021年6月から2022年6月までを記録した交換日記風川柳&エッセイ集。

本文より
で、僕は「川柳が今迷ってる……」って言ったら、あなたは「句集出した後だもん! 当たり前だよ!」と即答してくれて嬉しかった。嬉しさついでに、「『リバー・ワールド』って、読者として読んだらどんな感じだった?」と訊いた。あなたは少し考えて、
「過渡期だと思う」
との言葉に僕はがーんと来て、どうせ過渡期の未熟な失敗作を無駄金ドブに捨てて恥晒したんだ。僕はもうこの世にいない方がいいんだ。とか拗ねていたら、「いや、だから、これからまた伸びてくの。日本だけじゃなく、世界にも」(8月21日(土)曇り 大祐より)

三日前、大祐君の川柳教室が終わって、私は二人で居て本当に穏やかだった。若い頃は結果をすぐ求めてしまうものだけど、私の自力整体の先生が言ったの。「答えをすぐ出さずともいい」って。
今困っていることも、長い目で見たら、いつか必ず答えは返ってくる。今日とか明日じゃなくてもいい。何十年後でもいい。大切なのは今幸せかということだからね。(12月21日(火)晴れ 千春より)


巻末には第12回高田寄生木賞受賞作「川柳とパートナーと私/千春」を併録。

川合大祐(かわい・だいすけ)
川柳作家。1974年長野県生まれ。「川柳の仲間 旬」同人を経て、「川柳スパイラル」同人。ブログ「川柳スープレックス」共同執筆者。著書『川柳句集 スロー・リバー』(あざみエージェント、2016年)、共著『はじめまして現代川柳』(書肆侃侃房、2020年)。

千 春(ちはる)
1979年東京生まれ。長野県在住。2004年より川柳を始める。『川柳の仲間 旬』を経て、現在『川柳スパイラル』会員。作品集に『てとてと』。
2022年、第12回高田寄生木賞受賞。

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